歩と桂馬の偏差値34からの中学受験

2021年終了組。5年の春、偏差値34からサピックスに入り受験勉強スタート。息子「歩(あゆむ)」と父「桂馬(けいま)」の中学受験ドキュメンタリー。たまに母「角子(すみこ)」も登場。夢の志望校には届かなかったものの、当初の志望校には合格しました。終了組の視点から中学受験について書いております。

サピックスの数値替え問題について

首都圏の実績NO.1中学受験塾のサピックス。
そのサピックスの算数の教材の特徴の一つが『数値替え問題が多い。』ということです。
今日は、この『数値替え問題』について書きたいと思います。

 数値替え問題とは

『数値替え問題』とは、【算数の問題で、数字だけが変えてある問題】のことです。
数字が変えてあるだけなので、解き方は変わりません。
サピックスのテキストはこの『数値替え問題』がとても多いのが特徴です。
算数の通常授業には、デイリーサピックスという数値替えの問題集が必ずついてきます。
毎月配られるサピックス名物、基礎力トレーニング、通称《基礎トレ》も過去の基本問題の数値替え問題集です。
6年生になると土特やSS特訓という実践力を鍛える授業が始まるのですが、そちらの授業でも、ほとんどの問題に『数値替え問題』のプリントがついており、翌週の授業で数値替え問題のテストを行います。
サピックスの算数は、しつこいくらいに数字だけを変えた同じ問題を解かせまくります。

やり方を暗記するだけで意味がない?

サピックスの算数に対する否定的な意見の中に、「数値替えの問題を解いても、やり方を暗記するだけで意味がない。」というものがあります。
ごもっともな意見だと思います。
実際、毎回の授業前に行う前回の授業の数値替え問題の小テストや、今までの復習問題が中心のマンスリーテストは点数が取れるけど、ひねった問題の割合が多い実力テスト系のテストでは点数が取れないというお悩みの方も多いと思います。
我が家もそうでした。
サピのテキストだけでなく、市販の問題集などを使って初見の問題になれる練習も必要なのかなと思った時期もありました。
しかし、受験が終わった今では、やっぱりサピックスのやり方についていくのが最短距離だったのかなと思っております。

入試では考えている時間はない

ちょっと話がそれて、入試問題についてです。
中学受験の算数の入試問題ですが、学校によって問題の難易度や傾向は様々ですが、問題構成は意外と似ています。
試験時間50~60分、大問5~6問(それぞれに小問が3つくらい)、総設問数は15~20問くらいの構成になっています。
となると、1問にかけられる時間は5分程度と意外に少ないです。
難関校ほど、基本問題の割合は少なく考えさせる問題が多いですが、実際は、考える時間はあまり多くとれません。
親御さんも実際に解いてみるとわかりますが、ちょっと考えて手が止まってしまいますと、5分なんてあっという間です。
難関校の問題になると、見た瞬間に答えがわかるという問題は少ないですが、少なくとも解答への方向性が見えて、すぐに手を動かして作業を始めないことには、時間内に合格点を取ることは難しいのかなと思います。

基本問題は瞬殺しなければならない。

話は戻って、数値替えの話です。
サピックスは難関中学専門塾のイメージがあり、難問をガンガン解かせると思っている方も多いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
6年の秋口くらいまでは、しつこいくらいに基本問題を繰り返しやらせます。
テキストには難問も載っており、すでに基本ができている上位クラスでは解かせますが、中位クラスくらいまでは、そんな問題には目もくれず、全く授業で取り扱わないことも多いです。
私なりのサピックスの算数の授業に対する解釈ですが、「基本問題はやり方を覚えてるくらいやりこんで、瞬殺するくらいのスピードで解けないと、入試では使えないし、うんうん考えてばかりいては時間がなくなるよ。」というメッセージなのかなと捉えております。
そのために、「算数のエッセンスが詰め込まれた良問をしつこいくらいに何度も解かせている」のだと考えております。

ちょっと間をおいてからやるのがよい。

とはいえ、『数値替え問題』を短期間に何度も解いていると、子どもは問題を覚えてしまい、端折って手抜きをしようとします。
なので、子どもからその問題の記憶が薄らいできたころに、数値替え問題を解かせるのがよいと思います。
そこで、ウンウン考えているようでは、その問題のポイントを短時間で見つける力が身についていないということです。
久しぶりにやったから解けないというのは、結局、本当には身についていないということです。
基本問題は、久しぶりにやっても瞬殺できないと入試では使えません。

他の方の受験ブログを見ていると、間違えた問題ばかりをコピーして、苦手問題集みたいなものを作っている方もいらっしゃいますが、非常に有用な方法だと思います。
あやふやでぼんやりとしか身についていない問題を、しっかり自分のものにするのは、反復練習が欠かせません。
親御さんの労力は大変でしょうが、確実に力はつくでしょう。

一を聞いて十を知るような神童はいざ知らず、ほとんどの子供には繰り返しの演習が欠かせないと思います。
サピックスの『数値替え問題』は理にかなっているのかなと、私は思います。

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