歩と桂馬の2021中学受験とその後

2021年終了組。5年の春、偏差値34からサピックスに入り受験勉強スタート。息子「歩(あゆむ)」と父「桂馬(けいま)」の中学受験ドキュメンタリー。夢の志望校には届かなかったものの、当初の志望校には合格しました。中学生活や終了組の視点から中学受験について書いております。

本番に強い子の育て方

久しぶりに中学受験関連の記事を書こうかなと思います。

中学受験まで、1月校も含めると、あと1ヵ月ちょいとなりました。
いよいよ最後の追い込みの時期に入ってきているのかなと思います。

志望校判定が80%は出ているけど、油断せずに最後の仕上げに入っている子
50%のトントンだけど、最後まで少しでも可能性を高めようとがんばっている子
現状は30%だけどラストスパート!一発逆転を狙っている子
状況は様々と思われます。

しかし、肝心なのは本番で力を出し切れるかということ。

いくら毎回80%判定を出していても、本番でつまづいてしまえば悲しい結果となりますし、逆に、模試が悪かったとしても、本番さえ上手くいけば合格となるでしょう。

中学受験は、約3時間の一発勝負です。

ここで最後に親の頭を悩ませるのは、子供が本番に実力が出し切れるかどうかということです。

世の中には、いわゆる「本番に強い人」がいます。

勉強に限らず、スポーツや発表会、仕事でのプレゼンや交渉事など、ここ一番で実力を発揮する「本番に強い人」もいれば、逆に、力があるんだけど、大事な場面になると緊張して、実力を出し切れない「本番に弱い人」もいます。

この違いはいったい何なのでしょうか?

 

ここでいきなり私の話で恐縮なのですが、私自身は、本番で実力以上の結果を出せるとは思わないけど、少なくとも大きな失敗はをすることはないと思っています。

実際、今までの人生40年とちょい、いろんな試験やスポーツの試合などをしてきて、
自慢できるようなジャイアントキリングはありませんが、大失敗をした記憶もありません。
良くも悪くも、実力相応の結果ばかりでした。

私が、なぜそのように思い込んでいるのかと考えてみると、小さい頃の母の言葉が思い出されます。
私の母は、大事な試験やスポーツの試合があるとき、必ず私に対して
「桂馬は本番に強い子だから絶対に大丈夫!うまくいくよ!お母さんは何も心配していないから。」
と、ことあるごとに言われました。

母が、どういう意図をもってそう言っていたのか知りません。
本心で思っていたのか、それとも単なる気休めなのか・・・。
しかし、子供のころの私は「お母さんが言うのなら、そうなのかな~。」と思い、リラックスをして本番に臨めていたような気がします。

大人になった今でも、大事な仕事などがあった時、もちろん緊張はしますが、いい意味で開き直って事に臨めているような気がします。

 

私のこの経験があったので、歩が将棋の大会に臨むときや、試験に臨むときも、私が母から言われた同じことを歩に言ってきました。

「歩は本番に強いから大丈夫だよ!」

この記事を書くに当たって、歩に「歩は自分で本番に強いと思う?中学入試のとき、緊張しなかった?」と聞いてみました。
「う~ん。強いかどうかはわからないけど・・・。入試のときは、特に緊張はなかったかな。」

我が家は地理的な問題で、千葉や埼玉の学校は通いづらく、1月受験はしませんでした。
2月1日の本命校が、最初の入試でありながら、最も大事な入試となりました。

この声掛けの成果かどうかはわかりませんが、無事、本命校の合格をいただくことができました。

科学的なことは、よくわかりませんが、親の何気ない声掛けって、意外と心に残るんですよね。
確かに何の根拠もないかもしれないけど、親がそういうならそうなんだろうと思っちゃうんですよね。
はっきり言って、おまじないレベルの話ですが、子供が気持ちよく前向きになれるのなら、それでいいのかなと・・・。

普段の勉強は、私も手取り足取りサポートしましたが、最終的に試験を受けるときは、子供たったひとりなんです。
そのとき、最後に信じられるのは自分自身のみ。
その一人で不安な時に、自分を勇気づけてくれる言葉があれば、前を向けると思っています。

ここからは、勉強内容も大事だけど、メンタルが重要になってきます。
ちょっとしたことで、上がったり下がったりします。
ここまで来れたんだから、あと少し!
ワンチームで、がんばってください!

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