歩と桂馬の2021中学受験とその後

2021年終了組。5年の春、偏差値34からサピックスに入り受験勉強スタート。息子「歩(あゆむ)」と父「桂馬(けいま)」の中学受験ドキュメンタリー。夢の志望校には届かなかったものの、当初の志望校には合格しました。中学生活や終了組の視点から中学受験について書いております。

夢と現実の狭間で(その2)

前回のブログの続きです。 

9月以降、サピックスが週4になり、特にSS日曜特訓の負荷が高く、日々の勉強サイクルに無理が出てきて成績が徐々に下降。
今後の中学受験、志望校についてどうするか家族会議を開きました。

私と妻は、夢の志望校もいいが、大きなリスクを取ってまで中学受験でそこまで無理をするつもりはないという考えです。
確かに、歩が5年生にサピックスに入ってから、順調に成績が伸びていき上手くいけば、
「ワンチャン、難関校もいけるんじゃね!?」みたいなノリになってきました。
しかし、想像以上に難関校向けの授業は厳しく、成績順の席次も常に後ろから数えた方が早い。

実は家族会議とは名ばかりで、正しくは歩を説得する会議と言った方がいいかもしれません。
会議の前半は、歩も夢の志望校へのこだわりを見せていました。
それに対して、私と妻で客観的なデータを提示して話をしたり、
「中学受験がすべてではない。普通であれば、6年後に大学受験を迎える。その際に、自分の選択肢を狭めなくていいように、中学に入ったらコツコツ勉強して、自分の行きたい学校に自信をもってチャレンジできるようにしよう。」という話をしました。
色々な話を2,3時間くらいしているうちに、歩の態度も軟化してきました。

そして、家族会議の結果、2月1日には夢の志望校ではなく、当初の志望校を受験することに決めました。
会議のはじめは、うかない様子だった歩も、家族会議の終わりには笑顔を見せて、この決定に納得している様子でした。

ただ、難易度を下げて安全な中学受験では張り合いもないので、2日以降はチャレンジ校も受けていこうと決めました。
我が家は東京にあるのですが、比較的、横浜エリアの学校にも通いやすい位置にあるので、2日以降は、横浜の学校も含めて格上の学校にチャレンジしていこうということになりました。

話はまとまり、翌日、私がサピックスに電話して、この旨を伝えました。
サピックスの先生は
「もう少し様子を見てもいい気をしますが、ご家庭の方針であれば了承しました。念のため他の教科の先生にも歩くんの状況を確認して、今後のSS特訓のクラスを決めていきたいと思います。」とのことでした。

これにて、志望校が確定し、家族ともども心安らかにして中学受験の最終盤を迎えられると思っていたのですが・・・。

つづく

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